●分布:大分県蒲江、南西諸島以南
●花期:4~5月
主に南西諸島以南に分布するマメ科の大型つる植物。大分県の蒲江にも隔離分布することから、カマエカズラとも呼ばれる。標準和名はウジルカンダとなっており、イルカンダも別名。葉は一見クズの葉にも似ているが艶がある。
移動中に蒲江の地名を見つけ、そういえばカマエカズラが咲いている頃ではないかと思い、自生地を訪れてみた。自生地は海が目前に見える標高80~100 mほどの斜面だった。花の美しさよりも、斜面一帯に本種のつるが繁茂しており何と巨大な植物かと驚いた。自生地を去ってからさらに驚いたのは、海沿いの道に下りて先ほどの自生地の下にさしかかると、本種の葉が見えた。なんと巨大な植物なのか、上下100 mにわたって広がっていたのだ。
▲写真1:2022年4月23日、大分県佐伯市
▲写真2:2022年4月23日、大分県佐伯市
▲写真3:2022年4月23日、大分県佐伯市
▲写真4:2022年4月23日、大分県佐伯市
▲写真5:2022年4月23日、大分県佐伯市