●分布:九州
●花期:9~10月
明るい草地や藪に生育するマメ科のつる性多年草。午前中に開花し、午後にはしおれて黄色っぽくなってしまう(写真2)。国東半島、天草、対馬、日田市など局所的だが九州各地の低地に知られる。
絶滅危惧IB類に選定されている希少種であるが、大分県の国東半島には比較的多くみられ、様々な場所に群落が点在する。私も自力で発見できたが、線路沿いのよくある藪に群生していたので驚いた。本種を見た後、他の花を見るために付近の山に登ると、花見一行に遭遇した。お話が弾んだので、下山後にいくつかアカササゲの群落も案内していただいた。いずれも里地の川沿いや放棄された畑地などで、この地域では本当にありふれた環境に生育している。
▲写真1:2022年9月23日、大分県杵築市
▲写真2:2022年9月23日、大分県杵築市
▲写真3:2022年9月23日、大分県杵築市
▲写真4:2022年9月23日、大分県杵築市