●分布：南東北〜鈴鹿山地
●花期：5〜6月
関東の山地で見られるツツジの仲間．近縁のミツバツツジは低地性だが，本種は標高1,000m以上で見られる山地性のツツジ．近縁のミツバツツジ・アシタカツツジとの識別は意外と簡単だ．ミツバツツジは雄しべが5本なのに対し本種は10本ある．アシタカツツジの葉が5枚であるのに対し，本種は3枚である．花と葉さえあれば識別は容易い．アシタカツツジは富士山麓にある愛鷹山周辺地域に限られる珍しいツツジだ．
▲写真1：2019年5月，山梨県
▲写真2：2019年5月，山梨県