●分布:高知・佐賀・鹿児島県、沖縄
●花期:1~5月
南方に分布するツツジの仲間。本土でも四国や九州本土にも分布する。葉は3輪生し、常緑。葉は春に置き換わるようである(写真3)。花は薄い桃色で他のツツジ類ほどは目立たない。沖縄で1月頃から咲き始める。九州北部の自生地では、4月後半頃が花期。
鳥栖市の低山地に本種の北限生育地がある。大隅半島から300 km以上離れたこの地になぜあるのか不思議である。ボロボロノキやクロバイの甘い香りが漂う登山道を上がっていくと、谷沿いに本種の群落がみられた。この場所ではコバノミツバツツジとの交雑種も多いようである。
▲写真1:2023年4月19日、佐賀県鳥栖市
▲写真2:2023年4月19日、佐賀県鳥栖市
▲写真3:2023年4月19日、佐賀県鳥栖市