●分布:九州
●花期:5~6月
九州の火山地帯に分布するツツジ属の落葉低木。花期には山肌をピンク色に染め上げ大変に美しい。由布・くじゅう・阿蘇山・霧島・雲仙の標高1,000 m以上に多く生育するが、低地にも生育地がいくつかある。わずかに佐賀県の天山などにも隔離分布する。阿蘇山では車でも簡単に見れる場所に群落がある。ミヤマキリシマの時期は、九重・阿蘇周辺は観光客・登山客で大賑わいとなる。
生育地ではツツジの仲間を餌にするキシタエダシャクがよく大発生する。ミヤマキリシマから発生するクジュウフユシャクという蛾もいる。
▲写真1:2023年5月28日、大分県九重町
▲写真2:2023年5月28日、大分県九重町
▲写真3:2023年5月28日、大分県九重町
▲写真4:2022年6月12日、大分県九重町