●分布:中国地方、四国、九州北部、対馬
●花期:3~4月
西日本の大陸寄り地域に分布するツツジの仲間。朝鮮半島や中国に分布するカラムラサキツツジの変種。早春、展葉前に桃色の花を咲かせる。ミツバツツジ類よりも透明感のある色合いで、大変美しい。生育地は凝灰岩や花崗岩の岩場が多い。葉は長毛が散生する。乾燥してやせた環境を好むようで、広島県の瀬戸内側には生育地がかなり多いようである。
北海道にはよく似たエゾムラサキツツジが分布する。種は異なるが、近縁な種どうしが大陸を通して北海道と九州に分布しているのは面白い。
▲写真1:2023年3月25日、福岡県東峰村
▲写真2:2023年3月25日、福岡県東峰村
▲写真3:2023年3月25日、福岡県東峰村
▲写真4:2023年3月25日、福岡県東峰村