ハスオビエダシャク
Descoreba simplex simplex
●分布:北海道~九州
●成虫の出現時期:3~5月
●食餌植物:カバノキ科、ブナ科、ヤマグルマ科、バラ科、トチノキ科、ツバキ科、ミズキ科
春を告げる代表的なエダシャク.本州では低地から山地まで個体数が多い普通種だが,北海道では稀な種らしい.前翅の黒い帯や点の変異は大きく,線ではなく点列の個体もいる.
本種を初めて見るとエダシャクには見えない.種類が分からず,ヤガ科の中を延々と探してしまう初見殺しの蛾でもある.ヒロバトガリエダシャクなど,春のエダシャクはそういうのが多い.フォルムはキイロエダシャクにも似ている.そちらも春に出現する種なので,近いグループなんですかね.
私が住んでいた岩手県と関西どちらでも普通種で,春のエダシャクで最も個体数が多いものの一つ.都市郊外の小規模な公園でも見られる.個体数が多いのか,低木や草にとまっている姿を見ていることもある.
▲写真1:2019年4月,岩手県宮古市
▲写真2:
▲写真3:
シャクガ科エダシャク亜科 (Ennominae)
昆虫類 (Insects)
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