オニヤンマ
Anotogaster sieboldii

真夏に出現する大型のヤンマ.日中には明るい小川や沢沿いで同じところをずっと回ったりホバリングしたりしてパトロールしている姿を見かける.
オニヤンマは一般人にとっては最も有名なトンボの一つでしょう.しかし,オニヤンマをちゃんと識別できる人はあまり多くないかもしれない.複眼の上部が一点で接するのが本種の特徴である.コオニヤンマやウチワヤンマ,ムカシヤンマでは複眼は接さず離れている.
写真の個体は,気温37度の猛暑日,近くに沢のある神社の階段上でじっとしていた.炎天下の時には,日陰でじっとしている個体がいる.撮影のシチュエーションに拘らないのであれば,猛暑日の日中は,普段なら高速で飛び回ってどうにもならないようなヤンマ類などを撮影するチャンスである.

▲写真1:2019年8月,青森県南郷町


トンボ類 (Dragonfry)
昆虫類 (Insects)
Home