オオカメノキ
Viburnum furcatum

●分布:北海道〜九州
●花期:4〜6月

冷温帯に多い落葉低木。大きく皺のある葉が特徴的で、この葉が亀に見えるためオオカメノキと呼ばれる。外側の大きな花に見える部分は装飾花で、内側にたくさんついている小さな花が本当の花。三陸ではアカマツ林や落葉広葉樹林など至る所に生息しているが、特にアカマツ林内に個体数が多い。展葉の早い樹木で、早春の林内でよく目立つ。別名のムシカリは虫食いが多いことによるという。スギタニゴマケンモンという美しい蛾は、本種を食餌植物とする。

▲写真1:2018年5月、岩手県大槌町


マツムシソウ目 (Dipsacales)
植物 (Plants)
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