ミドロミズメイガ
Neoschoenobia testacealis

●分布:北海道、本州、四国
●食餌植物:コウホネ類、ジュンサイ

環境の良いため池に分布する地味なミズメイガ。8~9月の晩夏に記録が多い。和名の由来となった深泥池も貧栄養湿地が広がっており、現在でもミツガシワやジュンサイ、ヒツジグサなどが見られる。
写真の個体は、佐賀県北部のジュンサイ、オグラコウホネ、イヌタヌキモなどが繁茂する溜池畔でライトトラップをすると飛来した。佐賀県、長崎県の玄界灘側には、貧栄養な池が点々とみられるので、本種の産地もたくさんあるだろう。

▲写真1:2023年9月19日、佐賀県有田市


ツトガ科 (Crambidae)
昆虫類 (Insects)
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