●分布：北海道～九州
●花期：6～7月
山地谷沿いなどの落葉樹林に生える落葉高木．ちょうどミズキとクマノミズキの間を埋めるような時期に開花する．街路樹として有名なハナミズキは本種と同亜属の近縁種である．
秋には赤い集合果をつける．果実は食用にもなり，果肉は黄色くて少し甘い．昔，国華園のカタログでフルーツとして改良された品種があるのを見たことがある．白く大きな花弁に見えるものは総苞片という葉が変形したもので，実際の花は真ん中についており，非常に地味．
写真のものはまだ蕾のようだ．花づきの良い木では木全体が白く染まるので，遠くからでもヤマボウシが生えていることがよく分かる．
▲写真1：2019年6月、青森県五戸市