●分布：北海道～九州
●花期：6～7月
明るい樹冠や岩上に見られる常緑つる性植物．花は地味だが，鈴なりに大量に咲かせるので気付きやすい．
岩泉町内の標高約1,000 m，湿原入り口まで続く牧場脇の道を歩いていた．ふと見上げると，樹幹に見慣れないつる植物が巻きついているのを見つけた．図鑑などで見た記憶が残っていたのか，ツルマサキという名前がすぐに浮かんだ．大部分は背丈よりも高い場所で咲いていたが，一番下まで伸びていた枝を手元で写すことができた．北上高地では牧場脇に残された太めの木によく着生している．
▲写真1：2019年7月、岩手県岩泉町