スジボソヤマキチョウ
Gonepteryx aspasia

●分布:北海道~九州
●成虫の出現時期:6~7月,成虫越冬
●寄主植物:クロウメモドキ,クロツバラ,クロカンバ,キビノクロウメモドキ

寄主植物はクロウメモドキの類.クロウメモドキ食いの中では最も普通種.近縁のヤマキチョウは東北地方からは数十年見つかっていない.本種はいるのに,ヤマキチョウはなぜいないのか.とは言え本種も決して普通種ではなく,高原の草原周辺や里山,湿地的環境で稀に出会う種.クロウメモドキ自体が稀な植物になりつつある.
写真の個体は,クロウメモドキやイソノキの多いある里山の湿地帯にて,某ケンモンやら某ナミシャクを狙ってライトトラップをしていた際に,ふと見上げた枝にとまっていた.当然狙いの蛾は見れてないのだが,本種も綺麗な写真を撮れていなかったので,まあ許容範囲の成果となった.

▲写真1:2020年7月,岩手県奥州市


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