ギンイチモンジセセリ
Leptalina unicolor

●分布:北海道~九州
●成虫の出現時期:4~5月,7~8月
●寄主植物:ススキ,アブラススキ,エンコログサ,アイアシ,チガヤなど

乾性草原に生息するセセリチョウの仲間で,名前の通り中央に走る白い帯が特徴的な種.半自然草原や尾根沿いの乾燥地,河川敷,海岸草原などに見られる.年2化で春と夏の2回発生するが,北海道・岩手県などの北地では初夏に年1回の発生になることも多いようだ.
環境省準絶滅危惧種に選定されており,岩手県でもDランクに指定されている.良好な草原であれば大抵生息しており草原性の昆虫の中でも産地は少なくないが,減少傾向であることは間違いない
写真の個体は,とある山の登山口で出会ったもの.周囲はヤマツツジが群生する開けた尾根で,鹿が多く劣化気味ではあるが,本種が好むススキ草原も存在していた.

▲写真1:2020年6月,岩手県釜石市


チョウ類 (Butterfly)
昆虫類 (Insects)
Home