イボタガ
Brahmaea japonica

●分布:北海道~九州
●成虫の出現時期:3~5月
●寄主植物:イボタノキ,モクセイ,トネリコ,ネズミモチ,ヒイラギ,マルバアオダモ

春に出現する大型の蛾で,梟の顔に似た特異なデザインの蛾.よく見ると翅脈が青みがかっていて美しい.幼虫も変わったデザインをしているので,一度見てみたい.国内産の種は本種1種のみ.関西では4月中旬,東北では4月下旬頃から出現し,高所では5月下旬まで見ることができる.
エゾヨツメ・オオシモフリスズメに本種を加えた春の三大蛾の中では,一番最初に生体を見ることができた種だ.蛾を探し始めた大学3年生の春,大学から近い箕面渓谷のトイレの常夜灯下に静かに佇んでいるのを見つけて感激した.

▲写真1:2018年4月,大阪府豊能町


イボタガ科・カイコガ科・ヤママユガ科 (Brahmaeidae・Bombycidae・Saturniidae)
昆虫類 (Insects)
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