タチカメバソウ
Trigonotis guilielmii

●分布:北海道,本州
●花期:5~6月

初夏に明るい沢沿いなどの水辺に咲くキュウリグサ属の多年草.葉が亀の甲羅に似ているということが名前の由来である.花は淡い紫色を帯びるがほぼ白色に見える.本種では茎が直立して10個近い花をつけるが,よく似たツルカメバソウでは茎は斜上し,1~2個の花序をつける.
写真のものは,初夏の北上高地で湿原へ続く緩やかな沢沿いに咲いていた.前日はよく似た希少種ツルカメバソウを探して出会うことができなかったが,本種には各地でよく出会うことができた

▲写真1:2020年6月,岩手県岩泉町


ムラサキ目 (Boraginales)
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