ヨタカ
Caprimulgus indicus

日本には夏鳥として飛来する.夜行性の鳥で昼間は木の上などで休んでいるが,この色模様なのでよく溶け込んでいて中々見つけられない.鳴き声だけはよく聞く鳥で,伐採地があると夜にキョキョキョと声が聞こえる.口を開けて飛びながら虫を食べているそうだ.夏の山間部では鳴き声で存在を確認するだけなら容易だが,探索スタイルによってはベテラン鳥屋でもほとんど姿を見たことがない人もいるようである.
なので当分見ることはできないと思っていたが…地面に落ちているのを2度も見ている.不思議と本種には縁があるようだ.木の上で休んでいるイメージだが,渡り時期はしばしば地面に降りて休んでいるようだ.
上の写真は2度目に出会った個体.蛾を探して,草原内の遊歩道を歩いていると何か生き物が地面に落ちているのを見つけた.ライトを消さずにゆっくり近づいていくとヨタカだった.飛んで行った後も,何度も同じ場所に戻ってきた.(昼間は人通りがあるので巣があるわけではなく,時期的にも繁殖期ではないはず.渡りの途中で休んでいただけと思われる.)

▲写真1:2020年9月,岩手県盛岡市

▲写真2:2018年6月,山形県飛島


鳥類
陸上の脊椎動物 (Terrestrial Animals)
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