オオコノハズク
Otus lempiji
あまり成果が芳しくないフィールドの帰り,渓谷沿いのガンクビソウ類を確認しようと国道から外れて脇道の沢沿いに入った.すると,茶色い小型の鳥が飛び出した.カケスかな,と思ったらなんとオオコノハズク!しかもすぐそばでじっとしてくれたのだ.慌てて望遠レンズを車に取りに戻り,見事至近距離での撮影に成功した.この距離ならマクロレンズでも撮れるんじゃないかと思って交換して戻ってくると,すでに森の中へと姿を消していた.
こういう予期せぬ出会いがあるから,フィールドは止められない.オオコノハズクは北海道では夏鳥,暖地では留鳥として生息している.本種の虹彩はオレンジ色で,コノハズクでは黄色.この違いは一体どんな意味があるのか.写真の個体は巣立ち雛で,まだ羽が生えそろっていない.
▲写真1:2019年9月,岩手県閉伊川
鳥類
陸上の脊椎動物 (Terrestrial Animals)
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