チフチャフ
Phylloscopus collybita

本来の繁殖地はヨーロッパ,越冬地は地中海沿岸やアフリカ,中東の方らしい.従って通常日本では見られない迷鳥だが,毎冬のようにどこかで記録がある.
2015年冬には偶然にも,実家近くの河川敷で越冬していた.ちょうど自転車での通学路ルートから数百メートルほどの場所だったので,大学帰りに撮影に行った.
脚が黒いことで,他のムシクイ類と識別することができる.名前の由来はチフチャフと鳴くからというが,声は聞けずであった.河川敷の藪で,ジョウビタキやホオジロ,シジュウカラと共に群れて生活していた.それにしても,あまりバードウォッチングが有名でもないこの場所でこんな地味な鳥,一体誰が最初に気づいたのだろうか.身近な場所も何がいるか分からないなと感じさせられるいい機会であった.

▲写真1:2015年2月,兵庫県武庫川


鳥類
陸上の脊椎動物 (Terrestrial Animals)
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