チョウセンゴミシ
Schisandra chinensis

●分布:本州北部、北海道
●花期:6~7月

マツブサ科のつる性の落葉木本。花は中心部が桃色で大変美しい。写真の花は雄花。ぶどうの房のような赤い果実をつける。果実は五味子茶や五味子酒として利用される。 亜高山帯の高原でライトトラップをした後、その麓のブナ帯の高原の外灯を回って蛾を見て帰ることにした。ブナ林を抜けて入り込んだキャンプ場の林縁で、ふと上を見上げると本種が咲いていた。本種の花は夜間に開く。本種の花は日中に一度見たことがあったのだが、半開きでクリーム色の地味な花だとしか思わなかった。夜の花がこんなに美しいとは知らなかった。

▲写真1:2020年6月、岩手県久慈市


アウストロバイレヤ目 (Austrobaileyales)
植物 (Plants)
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