●分布:山形県庄内地方
●花期:9月
2015年に記載されたコウモリソウ属の1種でオオカニコウモリによく似ている。今のところ庄内地方に特産する。花は純白で美しく、芳香がある。写真はタイプ産地にて。
コウモリソウ属の仲間は、珍しく本州北部でよく種分化しているグループである(よく研究されているだけかもしれないが)。地域特産種としては、日本海側には他にサドコウモリ、オガコウモリ、ツガルコウモリがあり、太平洋側にはハヤチネコウモリやニッコウコウモリ、一部の亜高山帯にはコバナノコウモリソウがある。
参考文献
Kadota Y. (2015) Systematic Studies of Parasenecio (Asteraceae-Senecioneae)Ⅰ. Parasenecio katoanus, a New Species from Yamagata Prefecture, Northern Honshu, Japan. 植物研究雑誌 90(2), 92-97.
▲写真1:2021年9月25日、山形県鶴岡市
▲写真2:2021年9月25日、山形県鶴岡市