オヤリハグマ
Pertya trilobata

●分布:関東北部~東北南部
●花期:9~10月

葉は3裂し,モミジハグマなどに似ている.花の雰囲気は他のコウヤボウキ属と大きく異なる.花柱だけが前方に飛び出し,白いリボン状の花弁(花冠裂片と言うらしい)がねじれたり反ったりしながら伸びている点が特徴的で変な花だと思う.
分布域の狭い植物で、主に岩手県南部~茨城県北部にかけて分布する。なぜか広島県にも隔離分布があるらしい。
写真のものは、自然公園内の尾根沿いの明るい登山道に咲いていた。道中でキッコウハグマを多数見かけたが、本種はここの1株しか見つからなかった。

▲写真1:2019年10月,宮城県仙台市


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