クルマバハグマ
Pertya rigidula

●分布:近畿地方以北の日本海側
●花期:8~10月

日本海側の多雪地に限ってみられるコウヤボウキ属の植物.他のコウヤボウキ属に比べると明らかに葉が大きく,7~8枚の葉が茎に輪生する.同じく多雪地に特異的なキヌガサソウを彷彿とさせる姿をしている.多雪地ではこのような形状が適応的なのだろうか.
春にカタクリを見た散策道を秋に再び訪れるとずっと見たかった本種に思いがけず出会うことができた.ここはエビネやサイハイランもある場所で,季節を変えても絶対面白いと思っていたのだ.ミズバショウやカタクリの群生地とされている場所に季節を変えて訪れることが植物探しのコツの一つである.

▲写真1:2018年10月,秋田県

▲写真2:2018年10月,秋田県


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