コウヤボウキ
Pertya scandens

●分布:関東以西~九州
●花期:10~11月

明るい雑木林の林縁に生える落葉低木。乾燥気味の環境を好み、瀬戸内沿岸の砂が露出するアカマツ林には数多い。ナガバノコウヤボウキも同じような環境に生育するが、本種が晩秋に開花するのに対して、ナガバノコウヤボウキは夏に開花する。和名は、かつて茎を箒の材料にしていたことに由来する。
九州にも分布するようだが、まだ一度も見たことがない。瀬戸内に面する大分県~宮崎県北部にかけて見られるようだ。豊予海峡側は気候が瀬戸内に近く、九州の中ではこの地域だけに産する生き物が幾つか見られる。

▲写真1:2022年10月29日、広島県廿日市市


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