キクバヤマボクチ
Synurus palmatopinnatifidus var. palmatopinnatifidus

●分布:近畿地方以西~九州
●花期:10~11月

落葉樹林の林縁に生えるヤマボクチ属の多年草。同属のオヤマボクチやハバヤマボクチは花が黒紫色だが、本種の筒状花はクリーム色。葉に切れ込みがない変種ヤマボクチはに産する。開花は木々の葉も色づき始める深秋、ヤクシソウやコウヤボウキなどと共に秋の森に控えめな彩りを与える。
九州にもあるようだが、中国地方では比較的多く、ちょうどホソバママコナやマルバノキも同時に見られるのでそのタイミングに合わせて探しに行った。明るい森に入ると本種の葉はそこそこ見つかるのだが中々花がついている株に出会えない。山を抜けて人里付近の林縁を車で走っているときに何株か花をつけている群落を見つけた。

▲写真1:2022年10月30日、広島県庄原市

▲写真2:2022年10月30日、広島県庄原市

▲写真3:2022年10月30日、広島県庄原市

▲写真4:2022年10月30日、広島県庄原市


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