タマムラサキ
Allium pseudojaponicum

●分布:本州、四国、九州
●花期:11~12月

海岸近くの草地に生育するネギ属の多年草。ヤマラッキョウの海岸型ともいわれ、別名はハマラッキョウ。ヤマラッキョウに酷似するが、本種では葉が扁平で中実となる。ヤマラッキョウではネギのように葉は円く中空。
田中ら(2012)によると、本州では三浦半島や紀伊半島の沿海地、北側ではなんと石川県や秋田県の内陸部にまで分布しているようである。九州では対馬、平戸島、鹿児島県西岸や奄美大島などに分布するようだ。写真を撮影した平戸島では、島内の岩場や畑地脇の草地などに本種が多くみられた。

▲写真1:2022年11月4日、長崎県平戸市

▲写真2:2022年11月4日、長崎県平戸市


キジカクシ目 (Asparagales)
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