シュンラン
Cymbidium goeringii

●分布:北海道~九州
●花期:3~4月

早春の雑木林に咲くランの仲間。本州のランの中では最も早くに咲き始める。花はぱっと見緑色だが、よく見ると唇弁には美しい紅色のアクセントがある。
比較的数の多いランですが,一時期まで個人的に中々縁のなかった種です.葉は常緑で細長く,花のついていない時期はヤブランやジャノヒゲとよく似ていて中々見分けることができません.
関東の低山では尾根など明るく乾いた林床によく生えています.低山だけでなく,郊外で雑木林のある公園であれば,本種が生息している可能性があります.岩手県でも,沿岸部では見つけていませんが,内陸部の低山で普通に見られる植物のようでした.
花は食べられるらしい。花巻市の雑木林を歩いているとき、シュンランの花を摘んでいるおばあちゃんに会ったことがあるが、もしかすると食べるために採っていたのだろうか。

▲写真1:2019年4月、東京都八王子市

▲写真2:2018年3月、茨城県


キジカクシ目 (Asparagales)
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