カキツバタ
Iris laevigata

●分布:北海道、本州、四国、九州
●花期:5~6月

湿地に生育するアヤメの仲間。アヤメは乾燥した草原、ノハナショウブはやや湿った草原に生育するが、本種は冠水するような湿地に生育している。よく植栽されるが、自生地は少なく見る機会の少ない種である。ノハナショウブとよく似るが、花びらに入る筋の色が本種では白く、ノハナショウブでは黄色と異なる。京都府の深泥池では、珍しい白花を見ることができる。
六ヶ所村では、ハンノキ林の中を抜ける水没した遊歩道を歩いていくと湿地の中に点々と見られた。曇り空に鮮やかな紫色が映えて、非常に美しかった。

▲写真1:2021年6月、青森県六ヶ所村

▲写真2:2019年6月、岩手県盛岡市


キジカクシ目 (Asparagales)
植物 (Plants)
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