アミガサタケ
Morchella esculenta

春,トガリアミガサタケよりも1か月ほど遅れて発生する.桜が散って落葉樹の若葉が出そろう頃が発生時期である.トガリアミガサタケと同じく食用菌ですが,生食は中毒するとされています.北半球全土に産し,ヨーロッパで好まれて食用とされています.フランス語ではトガリアミガサタケはブラックモリーユ,本種はイエローモリーユと呼ばれます.
トガリアミガサタケと同じく,人の手が入った林縁や草地に発生します.トガリアミガサタケよりも見る機会は少ない気がしますが,アミガサタケが生えるような時期には,草が伸びてしまって気づけないためかもしれません.写真のものは,渓流沿いの遊歩道に生えていました.珍しく周りに草も茂っておらず,きれいに撮影することができました.

▲写真1:2015年4月,大阪府豊中市


子嚢菌類 (Ascomycota)
菌類 (Fungi)
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