●分布:紀伊半島、四国、九州
●花期:8~9月
明るい岩場や岸壁などに生えるセリ科の多年草。ソハヤキ要素の植物で、日本固有種。
写真のものは、吉野川沿いの岩場で見られた。常時はラフティングなどが行われる緩やかな川だが、増水時には激しい濁流に飲み込まれる。このような地形は瀞と言われ、普段の乾燥と増水時の冠水に耐えられる瀞固有の植物相が見られる。吉野川では、本種以外にホソバイブキシモツケ・ナガバシャジン・タニガワコンギク・キシツツジ・アワモリショウマ・ヤシャゼンマイなどが見られた。
▲写真1:2022年9月14日、徳島県三好市
▲写真2:2022年9月14日、徳島県三好市
▲写真3:2022年9月14日、徳島県三好市