●分布:北海道東部
●花期:
北海道東部に分布するウコギ科の落葉低木。根皮を薬用に用いる。枝には下向きの刺が密生することが多いらしいが、写真のものでは見られなかった。
層雲峡周辺を散策している際に、川沿いの道路で見つけた。北日本でこの時期に咲いているウコギは思い当たらず、すぐに知らない種類だと分かった。調べてみると、北海道のみに分布するエゾウコギのようだ。
ネットで本種を検索してみても、薬用植物としての情報ばかりで野生植物としての情報には全然アクセスできない。レッドデータにも入っていないため珍しい種でもないようで、余計に情報が少ない。他にヒロハヒルガオやホザキナナカマドなんかも、北海道ではごく普通種の割に情報が少なすぎると感じる。
▲写真1:2022年7月26日、北海道上川町