ハナビラタケ
Sparassis crispa
山地~亜高山の針葉樹林内に発生する大型のキノコ.特にカラマツ林でよく見かけるが,アカマツ林にも発生する.生きた樹木を発生する腐朽菌だが,木の樹皮や根元よりも少し離れた地面から生えてくることが多い.
栽培もされている優秀な食用菌.これまで見つけたのが登山し始めだったり自然公園内だったりで未だに収穫して食べる機会に恵まれていないのが残念だ.
写真のものは,八ヶ岳の山麓でこれから登山しようという時に,山小屋そばの針葉樹林に生えているのを発見した.道中では他に一度も見ることがなかったので,多くのキノコと同じように本種も人の手がよく入った場所を好むのかもしれない.岩手県内では,植栽されたカラマツ周辺でも見つけたことがある.この時見つけたものは残念ながら腐り始めていて,またまた収穫する機会を得なかった.
その後,大槌町内で小さいものだが収穫して食べる機会を得た.食感・味は悪くはないが,うまみは弱い.
▲写真1:2016年8月,長野県美濃戸口
旧ヒダナシタケ目 (Aphyllophorales_hidanashitake)
菌類 (Fungi)
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