●分布:近畿、四国地方
●花期:4~5月
近畿・四国地方に分布するテンナンショウの仲間。付属体は雪見大福のような真っ白な玉形で非常に独特。徳島の至宝ともいえる植物。兵庫や奈良にも自生地があるようだが、分布の中心は徳島県周辺。標高1,000 m程度までの低山帯に多い。
[観察手記:写真2]
ぜひとも一度見てみたい植物だったので、GWの帰省中に徳島県剣山を訪れた。剣山の登山ルートは標高が高すぎてミツバテンナンショウばかりだったが、足を延ばした周辺の林道では多数見ることができて一安心だった。中々見つからない幻の植物かとも思っていたが、他のご当地テンナンショウと同じような感じで、産地では少なくない種のようであった。
▲写真1:2022年5月3日、徳島県佐那河内村
▲写真2:2016年5月、徳島県剣山