●分布:北海道、本州北部
長さ7mを超す大型の海草。海草類としては世界最大種とされる。他のアマモ類とは、葉の両側の色が濃くなる点で見分けられる。通常はアマモよりも深い場所に見られ、岩手県の生育地では水深16 mまで群落があるという。
ふつうは潜水しなければ見られない植物であるが、写真を撮影した吉里吉里フィッシャリーナの水路にはタチアマモが群生しており、潜水せずとも誰でも本種を観察できる非常に貴重な場所だと思われる。
▲写真1:2021年6月1日、岩手県大槌町吉里吉里フィッシャリーナ
▲写真2:2021年6月1日、岩手県大槌町吉里吉里フィッシャリーナ