ヤコウタケ近縁種
Mycena sp.

梅雨期に発生する小型のクヌギタケ属(多分)のキノコ.微弱に発光するが,肉眼ではかなりぼやっとしてて光ると知ってないと光っているようには見えない.本家ヤコウタケよりも発光が弱いので,近縁種であると考えられている.ヤコウタケと同様,柄の基部が吸盤状に膨らむ.白く小さなキノコで,傘の中心が黒い.表面は粘液で覆われる.
写真のものは,夜間にハマダンゴムシを探すために砂浜に流れ込む沢を下っているときに見つけた.見つけてすぐ,ん?これは光りそうだなと思ってライトを消してみるとやっぱり光った.
上の写真は,30秒露光で撮影したもの.光は前述の通り微弱で,写真のようには全く見えないので注意.そういえば撮影日が七夕だ.夜空に光る星ではなく,地上で光るキノコに思いを馳せていた.

▲写真1:2020年7月7日,岩手県大槌町

▲写真2:2020年7月7日,岩手県大槌町


ハラタケ目 (Agaricales)
菌類 (Fungi)
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