ウスタビガ

ウスタビガ
Rhodinia fugax

●撮影:2018年10月6日,秋田県乳頭温泉

1年のヤママユレースの最後を飾る.尋常でないもふもふの蛾で,捕まえると思わず撫で回してしまうこと間違いない.メスは黄色くて大きく,オスは橙色で小さい.灯火にやってくるのはほとんどがメスで,オスは早朝にとまっているのを時々見かけるくらい.出現時期もオスのほうが遅いらしい.三陸では主に10月後半にどこでもよく見られる.高標高地では10月上旬くらいから現れている.関西では11月中旬以降に出現する.

写真のものは,10月上旬に秋田県の乳頭温泉で撮影した.東北でもウスタビガが見られるのは多くの場所で10月下旬頃からであるが,このポイントではかなり早く出現するようである.

▲2017年10月,岩手県
オス個体は赤く,小型である.オスは明け方から日中にかけて活動するため,ライトトラップでは出会いにくい.常夜灯に早朝飛来してきたものに運良く出会うことが出来た.


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