オレクギリンガ

オレクギリンガ
Parhylophila celsiana

▲写真1:2019年7月、岩手県遠野市

●分布:東北~中部地方
●成虫の出現時期:7月
●食餌植物:ドロノキ

深山で局所的に見られるやや稀なリンガ.ホストはドロノキなどのヤナギ類が知られている.寒冷地の蛾だが北海道では確認されておらず,国内では東北~中部地方のみに知られる.同じく稀なツチイロキリガと似た分布パターンだ.

1cmほどの小さな蛾だが,爽やかな黄緑色をしていて美しい.大槌町内の標高900 mほどの高原でライトトラップをすると,深夜1時頃に飛来した.周辺にはダケカンバやシナノキ,ヤナギ類などが多い環境で,このポイントでは同じくヤナギ類をホストとするノコギリスズメも飛来した.

(2020年7月追記)最初に見ることができた場所が標高900 mの高所だったので深山の蛾だとばかり思っていたが、北東北では里山的環境にも普通に分布している蛾のようだ。2020年の6~7月には青森県西部の里山・標高約150 m、岩手県中部の河川敷・標高約250 m、岩手県中部の水田付近の湿地帯・標高約300 mと人里に近い環境においても出会うことが多かった。

▲写真2:2021年6月17日、岩手県遠野市

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