アカマエヤガの仲間

アカマエヤガの仲間
Spaelotis sp.

▲写真1:2020年6月12日、岩手県宮古市

●分布:北海道,本州
●成虫の出現時期:6~7, 9~10月(越夏)
●寄主植物:シマアザミ,アキタブキ,シロツメクサ,アレチマツヨイグサ,ウラジロタデ

夏前に羽化した後に越夏し,再び秋に活動する.越夏性の種は高所に移動することが多いが,本種は低地に留まって越夏すると考えられている().岩手県では牧草地の害虫として知られている.ヒメアカマエヤガとは外見で区別できないが,本州にはほとんど分布しないことになっているのでアカマエヤガの可能性が高いと思われる。

写真の個体は羽化したてのビカビカな個体.越夏後は大きく印象が変わる種も多いので注意が必要.写真1の個体は、海岸草原でライトトラップをすると飛来した。新鮮なシロオビハイイロヤガも飛来し、ちょうど越夏型の草原性モンヤガの羽化時期に当たったようだ。年1個体くらいは見ている気がするが、出会う機会が多い種ではない。

▲写真2:2019年8月24日、岩手県

ヤガ科5(Noctuidae5) / 昆虫(Insect) / Toppage