ヒメアケビコノハ

ヒメアケビコノハ
Eudocima phalonia

▲メス個体.立体的な翅模様が美しい.照葉樹の硬い枯葉の質感で,いかにも南方系の風情.
●撮影:2021年10月10日,岩手県盛岡市

●分布:本州以南~南西諸島
●成虫の出現時期:8~10月
●寄主植物:コウシュウウヤク,コバノハスノハカズラ,アオツヅラフジ

南方系のアケビコノハの仲間.ヒメと名前にあるが,アケビコノハに比べて全然小さくはなく,ほぼ同サイズ.本州以北では,夏~秋にかけて偶産的に得られる.オスとメスで前翅の模様が大きく異なる.

深秋の霧雨の夜,北上高地の草原でライトトラップをすると本種が3頭も飛来した.ついでにムーアキシタクバやアケビコノハ,シロモンフサヤガまで飛来し,この時期にしてはかなり豪華な顔ぶれとなった.何気にオス・メス両方飛来してくれたのが嬉しい.

▲オス個体.アケビコノハに少し似ている.
●撮影:2021年10月10日,岩手県盛岡市


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