テングアツバ

テングアツバ
Latirostrum bisacutum

●撮影:2019年4月,岩手県宮古市

●分布:本州~九州
●成虫の出現時期:7~10月,3~4月
●ホスト:アワブキ,ミヤマハハソ

下唇髭が突出し,まるで葉柄のようになっている蛾.知らなければ本当に落ち葉にしか見えない.早春に出会うことが多い.ヒオドシチョウやニホンセセリモドキのように,羽化後に夏眠して成虫越冬する蛾なのだろうか.

初めて出会ったのは関西の山間部の無人駅で,こんなリアル落ち葉な蛾がいるのかと初めて出会ったときは驚いた.写真のものは,4月中旬に岩手県宮古市のダケカンバ帯にある道の駅でトイレの灯りに飛来していた個体.これまで出会ったのは,いずれも早春の灯下.


ヤガ科1(Noctuidae1) / 昆虫(Insect) / Top-page