フタテンエダシャク

フタテンエダシャク
Seleniopsis evanescens

●撮影:2020年5月,岩手県花巻市

●分布:北海道〜九州
●成虫の出現時期:7〜9月
●ホスト:トウヒ

翅を立ててとまる山地性のエダシャク.表側の翅を中々見せてくれないが,表側はほぼ無地で前翅前縁の2つの白紋が表側にもあるのみ.

ホストはトウヒが知られているが,岩手県にはトウヒ属針葉樹はほとんど自然分布していないため,別属のカラマツ,コメツガやオオシラビソ,あるいは植林されたエゾマツ(トウヒ属)のいずれかをホストにしていると思われる.

発生時期は7〜9月とされているが,岩手県のこの生息地では5月末頃より発生する.年2化以上であるらしい.ブナ帯からダケカンバ,オオシラビソ,コメツガの混じる亜高山帯に変わる,高標高地のポイントでライトトラップすると飛来した.帰った後に岩手県の大蛾類を調べてみると,この場所から数百メートル下がった場所に記録があった.

その後,田野畑村や普代村の海岸部でも見つけた.


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