ウスオビフユエダシャク

ウスオビフユエダシャク
Larerannis orthogrammaria

●2018年11月,岩手県宮古市

●分布:東北~中部地方の山地
●成虫の出現時期:11月
●ホスト:シラカンバ,ブナ

晩秋から初冬に出現するフユエダシャクの仲間.写真はオスで,メスには痕跡的な翅があるのみ.この属の種は似た見た目をした種が多いが,本種の特徴は中横線が薄いこと,外横線が直線的で中横線と平行であることだ.

本属の中で,年明け前の初冬に出てくるのは本種とナカジマフユエダシャクのみといったことからも絞ることができる.また,東北と北海道ではナカジマは見つかっていない.

冬に出現するシャクガの仲間は,一部を除いてどれも極めて地味な色彩をしていて,普通はその人気さを理解しかねるだろう.だが,夏にはこのように地味さを極めたような蛾は少なく,逆に地味さが魅力になっているグループでもあると思う.

岩手県の山間部では,11月上旬頃から出現する.高所であればもっと早いかもしれない.得られた環境から,シラカンバやブナ以外にも多様な樹木を食べると推察される.


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