ヨタカ

ヨタカ
Caprimulgus indicus

●撮影:2020年9月,岩手県盛岡市

日本には夏鳥として飛来する.夜行性の鳥で昼間は木の上などで休んでいるが,この色模様なのでよく溶け込んでいて中々見つけられない.鳴き声だけはよく聞く鳥で,伐採地があると夜にキョキョキョと声が聞こえる.口を開けて飛びながら虫を食べているそうだ.夏の山間部では鳴き声で存在を確認するだけなら容易だが,探索スタイルによってはベテラン鳥屋でもほとんど姿を見たことがない人もいるようである.

なので当分見ることはできないと思っていたが…地面に落ちているのを2度も見ている.不思議と本種には縁があるようだ.木の上で休んでいるイメージだが,渡り時期はしばしば地面に降りて休んでいるようだ.

上の写真は2度目に出会った個体.蛾を探して,草原内の遊歩道を歩いていると何か生き物が地面に落ちているのを見つけた.ライトを消さずにゆっくり近づいていくとヨタカだった.飛んで行った後も,何度も同じ場所に戻ってきた.(昼間は人通りがあるので巣があるわけではなく,時期的にも繁殖期ではないはず.渡りの途中で休んでいただけと思われる.)

この写真は,私がTwitterに投稿した写真の中で最も反響が多く,3, 000以上のいいねを頂くことができた.

●撮影:2018年6月,山形県飛島

研究室のボスと渡り鳥観察にやって来た飛島で出会った.夕食の後,島内の道路を自転車で一回りすることにした.自転車のライトに浮かび上がる鳥の影,なんとヨタカがアスファルトの上で休んでいる!ライトを当てている間は逃げることはなかったが,一瞬ライトを逸らした間にいなくなってしまった.

この島ではヨタカよりも数段珍しい渡り鳥にも会えたのだが,本種のインパクトが一番大きかった.研究室のボスはライファー450の強者ですが,人生2度目の出会いだったという.


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