カナビキソウ

カナビキソウ
Thesium chinense

●撮影:2020年5月,岩手県花巻市

●分布:北海道南部~南西諸島
●花期:4~5月

半寄生植物で,寄主はシナダレスズメガヤ,メドハギ,コマツナギ,ムシトリナデシコ,ヌルデ,シバなどが知られている.晩春に花を咲かせる.花の基部に2片の小苞片と1片の抱葉がある.

ヒメハギが生えるような日当たりが良く乾燥した草丈の低い草地に生える.乾燥地を好み,細い葉と茎の植物である点は,マツバニンジンと似ている.

写真のものは,花巻市内の里山的風景の残された素晴らしいため池周りの農道脇に生えていた.付近にはヒメハギやスミレも見られた.


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