スズサイコ

スズサイコ
Vincetoxicum pycnostelma

●撮影:2018年7月,秋田県寒風山

北海道〜九州の草原に見られる植物.真夏に花を咲かせるが,日中はしぼんでおり夜になると花が開く珍しい花.主な花粉媒介者は草原性の蛾だと考えられています.この花を見に行く時は,普通の花とは違って夕方頃に出掛けなければならない.葉は細くて遠目には単子葉類にしか見えないので,花がついていない状態で本種を発見するのは中々難しい.

多くの草原性植物と同じく全国的に減少しており,国の準絶滅危惧種に指定されている.東日本では,秋田県以外の全ての県で絶滅危惧種に指定されている.

秋田県寒風山の草原にて,出会うことができた.寒風山には野焼きで維持された草原が広がっており,秋田県でも数少ない草原性植物の宝庫.花を撮影したのは夜7時頃.真夏の夜7時であればまだ完全には暗くなく,明るい草原に生える本種の花は普通に撮影できる.同じ場所を最初に午後5時頃に通った時は全く気づかなかったが,2時間後に通ると点々と咲いているのに気づいて驚いた.同じタイミングでマツヨイグサの仲間も開きだす.


リンドウ目(Gentianales) / 植物(Plants) / Top-page