ハヤチネウスユキソウ

ハヤチネウスユキソウ
Leontopodium hayachinense

●撮影:2019年6月,岩手県早池峰山

岩手県を代表する山,早池峰山を代表する高山植物.花は毛綿に覆われる尋常でないもふもふ植物.蛇紋岩が露出する早池峰山では標高1,300mほどで森林限界を超え高山植物帯となり,岩場周辺は固有種・準固有種など珍しい植物の宝庫となる.その中でも唯一ハヤチネの名前を冠するのが本種.

ウスユキソウの仲間は国内にも10種類ほど分布するが,本種ほど花が大きく毛綿にボリュームがある種は少なくとも本州にはない.(北海道のオオヒラウスユキソウには負けるかも.)

写真のものは,6月末の早池峰山で出会った.最重要目標であった別の種に季節を合わせて登ったので,ハヤチネウスユキソウは最盛期ではなかったが,高山植物帯下部で花が開いている株をいくつも見ることができた.

近年,早池峰山の高山植物帯にシカが侵入して本種の花などを食べている事例が報告されており,今後本種を普通には見られなくなる可能性も指摘されている.


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