オオシモフリスズメ

オオシモフリスズメ
Langia zenzeroides nawai

▲写真1:2023年4月11日、広島県庄原市

●撮影:2015年4月,大阪府箕面市

●分布:本州~九州
●成虫の出現時期:3~4月

春の三大蛾(本種とエゾヨツメ・イボタガ)と呼ばれる蛾の中では,西日本にしか分布しないので少し出会うのが難しい.大きさ,色合い,翅のギザギザは蝙蝠のような異様な雰囲気を感じさせる.日本産のスズメガでは最重量という.

関西では山の方に行けばやや普通にみられるが,あまり個体数は多くない.寄主植物はバラ科樹木が知られている.むちゃくちゃかっこいい蛾なのですが,私の場合は初めて見たのがトイレの小便器の中で溺死していた個体だったので,不潔なイメージが未だに拭えていない.

写真3の個体は生きた本種を初めて見たときの個体。渓谷を臨む外灯すぐそばのトンネル内にとまっていた.外灯に照らされた異様な姿のシルエットは,遠くからでも本種であるとわかった.

▲写真2:2023年4月11日、広島県庄原市
▲写真3:2015年4月、大阪府箕面市
▲写真4:2023年3月25日、島根県

スズメガ科(Sphingidae) / 昆虫(Insect) / Top-page