ヒロハシデチチタケ

ヒロハシデチチタケ
Lactarius circellatus f. distantifolius

▲撮影:2019年6月21日,岩手県大槌町

シデ属の樹木と共生するチチタケ属のキノコ。ヒロハとの名の通りひだの間隔は広い。傘の表面は灰褐色で暗色の環紋がある。傘の表面にはえくぼ状の丸い紋様が生じることもある。変色はしない。乳液が辛く、食用には適さないとされる。

写真のものは、初夏に広葉樹の混生するアカマツ林の林床に生えていた。あまり多くはないキノコで、この一度しか出会ったことがない。

▲撮影:2019年6月21日,岩手県大槌町
▲撮影:2019年6月21日,岩手県大槌町

参考文献
1. 山と渓谷社 (1994) 山溪フィールドブックス⑩ きのこ


ベニタケ目(Russulales) / 菌類(Fungi) / Top-page