オニフスベ

オニフスベ
Calvatia nipponica

●撮影:2018年9月,愛知県新城市

巨大なボールが転がっているようなキノコ.幼菌時には一応食べることができるらしい.日本テレビによる撮影記録によると,発生してから1週間くらいで最大サイズに肥大するらしい.

私がキノコに興味を持ち出した頃(00年頃)の図鑑では,こういう丸いキノコは腹菌類としてまとめられていた.現在ではノウタケとともにハラタケ科に分類されているようで驚きだ.遺伝情報を反映した最近の情報から入った人には,この驚きは分からないかもしれない.登場時から大きく構成が変わっていない山と渓谷社の「日本のキノコ」や「山渓フィールドブックスきのこ」などでは当時の掲載順が残っている.

愛知県にて,何でもない畑地脇に生えているのに車を走らせているときに気が付いた.観察眼と幸運が伴った出会いだった.


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