草原の蛾


湿性草原の蛾は湿地の蛾も参照。草原性の蛾は大陸に広く分布するものが多く、日本固有種はほとんどないよう。日本列島はどの地域も雨が多く、東北地方以北の海岸近くや岩場を除いてほとんど乾性の自然草原が成立しない。中部地方や九州に見られる大規模な半自然草原は、採草地や牧野、自衛隊演習場として人為的に手を入れた結果、成立しているものである。自然の乾性草原は、乾燥地域や寒冷地域など何らかの理由で森林が成立しない条件に成立するものである。そのため、草原性の蛾は乾燥した気候が好きなものが多いと思われる。草原でなくとも岩壁周辺や海岸付近の疎林、河川敷、よく整備された公園などで局所的な湧きポイントがあったりすることもある。

フトオビエダシャク
スミレクビグロクチバ
ギンモンセダカモクメ
キクキンウワバ
イチゴキリガ
アオモンギンセダカモクメ
ダイセンセダカモクメ
ウスジロドクガ
タテスジナミシャク
ムラサキハガタヨトウ
ベニスジアツバ
マエキヤガ
ヤハズナミシャク
チャイロカドモンヨトウ
ヒメトガリヨトウ
シロオビヨトウ
クビグロケンモン
ナカジロナミシャク
スジコヤガ
スゲオオドクガ
フタオビコヤガ
シロオビハイイロヤガ
モモイロフサクビヨトウ
ヨモギガ
イチゴナミシャク
ヒメスズメ
ウスエグリバ
ムツテンナミシャク
ボタンヅルナミシャク
アキヨシアカスジヤガ